転職活動とは、自分が希望する会社に入社することが目標です。その過程において、希望する会社の情報収集や採用試験の対策もしなければいけません。また、退社の手続きや入社の準備も必要です。
ここでは、具体的なイメージができるように、実際に転職活動を始めるところから、新しい会社で働くまでの流れをつかみましょう。
おおまかな流れはこのようになります。
１．辞めたい理由を整理して、転職する目的を明確にする。
２．新しい会社や業界の情報を集め、希望する会社を決める。
３．採用試験の準備をする。（履歴書、面接などの対応。）
４．内定後、退職の準備と入社の準備をする。
５．今の会社を退職し、新しい会社に入社する。
それでは、それぞれの項目について見ていきましょう。
辞めたい理由の整理と転職目的の明確化。
最初に考えなければならないことは、なぜ転職をしたいと思ったのか、そして転職により何を実現したいのか、ということです。
こちらについては、別の記事で重要なポイントをまとめていますので、是非、参考にしながら考えて下さい。
新しい会社の情報収集と希望する会社の決定。
辞めたい理由を整理して、転職の目的が明確になれば、自分が受けたい会社のイメージが固まってきます。その会社の情報を収集して、自分が受けたい会社を決めましょう。
情報収集の方法は、主に２つのパターンがあります。
・自分が主体となって情報を集めて企業に応募する場合は、転職サイトや求人雑誌などを活用します。
・転職のプロにアドバイスをもらいながら希望の会社を探してもらう場合は、転職エージェント（人材紹介サービス）を活用します。
自分が受けたい会社は最初から１社に絞る必要はありません。広い視野をもって、希望に叶う会社を探しましょう。
採用試験の準備をする。
希望する会社が決まったら、履歴書や職務経歴書などを提出することになります。これらの提出書類は採用の合否に関わる重要な書類であることを認識しましょう。
つまり、履歴書や職務経歴書を提出する時点から、採用試験がはじまっているのです。
これらの提出書類のポイントをおさえて書き上げることが大事です。
また、中途採用で重要なものが面接です。面接での話し方や受け答えは、合否を決める重要な部分となりますので、しっかりとした事前準備が必要となります。
退職の準備と入社の準備をする。
立つ鳥跡を濁さずという言葉があります。辞める会社だからといって、横柄な態度や非礼な対応を取ることはやめましょう。
今、働いている会社は、辞めてからも色々な書類を準備してもらうことがあります。また、将来においてどのような関わりがあるか分かりませんので、無駄にもめる必要はありません。
また、新しい会社に入るときには、健康保険や年金などの様々な手続きがあります。また遠方で働くことになった場合は、住居の段取りや転入出の手続きなども発生します。
このように転職では多くの手続きが必要となりますので、何が必要か、どのような段取りで行うかを考えておきましょう。
転職活動の最大のポイント。
転職活動における最大のポイントは「情報収集」です。
転職を決断したあとは、自分が働きたいと思える会社を探すことになります。どのような会社が求人を出していて、そのなかで働きたいと思える会社がいくつあるのか。その情報を得ることが大切です。
２番目の項目で書いたように、主なパターンは２つあります。それぞれの特徴があり、それぞれの活用方法があります。それをきちんと理解して、転職活動に役立てましょう。