辞めたい理由が明確にあるわけじゃない。だけど今の会社は辞めたい。
こういう人もいるはずです。とにかく今の会社を辞めて、新たな場所で働きたい!新しいことをやってみたい!というような場合です。こういう人は次の会社に何を求めれば良いのかというと、ズバリ、給料です!今より高い給料がもらえる会社を探してみましょう。
やりたいことが決まっていないときだけではなく、やりたいことが決まってるとしても給料面を重要視することは大事です。お金を多くもらって困ることはありませんからね。
でも給料はいいけど確実に体を壊す、というのは絶対に無しです。
それでは本音を語るぶっちゃけコラムの第1回をお届けします。
給料の金額を簡単に鵜呑みにしない。
最初に注意することは、採用条件に書いてある給料の金額を鵜呑みにしないということです。
月給20万円と月給25万円という条件を比べれば、誰でも25万円の方がいいに決まってます。
ところが月給20万円の方は、家族手当や住宅手当などが別に支給されるため、実際の給与の月額は27万円なのかも知れません。
もしくは月給20万円の方は残業手当が付いて、月給25万円の方は残業手当が含まれていたために、実際は月給20万円の方が良かったというケースも考えられます。
月給の金額だけを見るのではなく、他の手当や残業、また賞与や退職金などはどういう仕組みになっているのかを知ることが重要です。
採用担当者に聞きにくいことかも知れませんが、入社してから採用条件の相違に気付いても遅いので、分からないことは事前に聞いておきましょう。
生涯賃金を考えて転職すべきか?
生涯賃金とは、新卒で入社して定年で退職するまでにもらう給料のことです。一般的に賞与や手当は含めて考えますが、退職金は除きます。
生涯賃金という考え方はとても大事です。
就職や転職の際の給与は、高いところに飛びつきたくなります。ところが、最初の条件は良かったものの、少ししか昇給していかないかも知れません。
10年後、20年後を比較してみると、初任給の高かったA社よりも、初任給が低かったB社の方が年収が高いことなんて良くある話です。
それなら、B社に転職しよう!と思うかもしれませんが、現実問題としては難しい話です。なぜなら生涯賃金のデータを知ることができる会社は限られているからです。また、そのデータ通りの給料がもらえる保証はどこにもありません。
大事なのは「生涯賃金」という考え方を知っていることです。
目先の金額だけに飛びつくと、損をするかも知れないという想定をできることが大事です。
結論として、転職の際に生涯賃金を考えることは大事です。ですが、転職のときにその会社の生涯賃金を絶対に知らなければならないわけではありません。
例えば友人や知人が転職先の会社に勤めていて生涯賃金のイメージが掴めれば、とても有益な情報になります。または転職エージェントからそのような情報が入手できれば参考になると思います。
転職前に知っておきたい給与条件。
基本給
給与のベースとなる部分です。この確認は必須です。
手当
通勤手当、住宅手当、家族手当、技能手当、資格手当、危険手当など会社によって、さまざまな手当があります。どのようなものがあるか確認しておきましょう。
残業
残業は手当が付くのが当たり前ですが、巧妙な手段で残業が付かない会社も多々あります。巧妙な手段も使わずに残業が付かない会社もありますけどね。。。
残業手当の有無を調べるとともに、月々どれぐらいの残業があるかも確認しておきましょう。過労で体を壊しては元も子もないですから。
賞与
会社にとって賞与とは必ず払う必要がないものです。ですから転職を考えている会社がどういう制度になっているか確認しましょう。
退職金
退職金を支給する会社も減ってきているようです。転職先の会社はどのようになっているか確認しましょう。
昇給
昇給の頻度を知ることは可能だと思いますが、昇給の金額や増加率を知ることは難しいです。可能であれば昇給額を知ることで、生涯賃金のイメージも掴めると思います。
福利厚生
制服や携帯電話の貸与、そのほかには車両貸与なんていうものもあります。こういった福利厚生が充実した会社は、実際にその分の金銭を受け取っているのと同じことになるものもありますので、確認しましょう。
まとめ
ぶっちゃけコラムの第1回、「会社を選ぶなら給料が高い会社を選べ!」をお伝えしました。タイトルが違うって?いえ、いいんです。言いたいことはそういうことですから。
会社に求めるものが決まっていないのであれば、給与が高い会社を選んでみましょう。人それぞれ働くことに対する満足感は異なりますが、給与が高いということは満足感の一つになりえます。
そして、本当にやりたいことが見つかった時に、その給与を蓄えておいて、次に生かすこともできます。
給与が高いことに裏がある会社は要注意です。残業が異常に多い。ノルマが多い。仕事に危険が伴う。こういったリスクを十分に見極めて転職先を探しましょう。